日本のため、そして世界のため
世の中に安全を「創る」製品に携わっていただきます
プロテックエンジニアリングは、経営理念「自然災害対策技術の革新で社会に貢献する」のもと
人の命や生活を守るために、日々技術の向上・改善に努めています。
ただ「自然災害対策製品」という言葉を聞いても、中々具体的な製品は想像しにくいかと思います。
みなさんがプロテックエンジニアリングに入社されたら、営業担当・設計担当として、どのような製品に関わるのかをイメージしてみましょう。
自社製品売上No1! スロープガードフェンス®
スロープガードフェンス®は、写真のように3つのタイプがあります。
一見するとどれも似たようなフェンスと感じられるかもしれませんが、実は構造を少し変えることによって、「落石」「雪崩」「土砂」の3種類の災害に対応できるハイブリットな製品です。
今回はその中でも、土砂災害対策製品「スロープガードフェンス® タイプLE」について、製品の設計と開発、営業を担当する先輩社員の声を交えて紹介します。
土砂災害対策向け ”タイプLE”
製品の概要
スロープガードフェンス® タイプLEは、土砂災害の恐れがある道路際や民家裏などに設置して、崩壊土砂を受け止める待ち受け型の土砂防護フェンスです。
地盤が弱い場所や土砂を堆積するためのスペースが少ない場所でも設置することができます。
実績数や認定歴
全国施工実績数:378件(2024年3月時点)
2019年 Made in 新潟新技術普及・活用制度「プラチナ技術」 選定
2020年 国土交通省「NETIS評価促進技術」選定
2020年 新潟県知事表彰「技術賞」受賞
開発の背景
スロープガードフェンス® タイプLEは、2008年に開発されました。 崩壊土砂対策では、これまで使われていたコンクリート製の擁壁が主流になりますが、「設置スペースの確保が必要」であったり、「弱い地盤の場合には地盤改良が必要」であったり、「土砂を堆積するスペースを確保するために斜面を削る」ことを行ったり、と様々な課題がありました。
これらの課題を全て解決、かつこれまで使われていた工法の性能に劣らない製品を開発すべく、何度も実験や改良が重ねられました。
そして当社が開発した製品が、スロープガードフェンス® タイプLEです。「民家裏などの狭い場所でも設置可能なスリムな構造」、「地盤改良や斜面を削る作業が不要」になり、設置しやすくメンテナンスもしやすい製品が完成しました。
実験の様子
ここが先輩社員の推しポイント!
- 2008年の商品リリース後から、最も多くの改良や実験がなされた製品で、いまやプロテックで1番売上を上げている製品(開発:T.I)
- これまで使われていたコンクリート製の製品よりも斜面を削る作業が不要で、設計も施工も容易(設計:M.S/K.H)
- 土質条件が悪い現場や狭い場所では、これまで使われていた工法よりも優位になりやすく、民家裏で提案がしやすい(営業:R.S/A.Y)
実際の製品の大きさ
大きな力を受け止めるためには、想像以上の大きさ、強度が必要です。スロープガードフェンス® タイプLEは、高さが6mに達するものもあります。
これは、2階建ての建物のベランダに出ても手が届かないほどの高さです。
ここが先輩社員の推しポイント!
- 延長が長い物件の3Dモデルを作成したときの達成感がすごい!(設計:R.H)
- 延長が数百メートルになるケースがあり、その際は直接工事費用で億単位の案件になることもあるため、やりがいが大きい(設計:M.K)
- 支柱が最も細くて21㎝、太くて35㎝なのに折れない(営業:M.Y)
土砂捕捉事例
2023年1月、長野県木曽郡木曽町で実際にスロープガードフェンス®が土砂を受け止めました。
左の写真を見ると、かなり上の方から土砂が流れてきており、大規模な災害だったことが予測できます。
このスロープガードフェンス® タイプLEは、高さが6m、施工延長が43mで設置しており、しっかりと土砂を受け止めたため、道路への被害もなく通行止めにならず、物流への影響などインフラの損傷も防ぐことが出来ました。
ここが先輩社員の推しポイント!
- 支柱間ごとにネットを取り外し、排土可能(設計:A.T)
- ネット取り外しが簡単なんて、ライフサイクルコストも考えた商品であるのがビックリ!(営業:H.N)
- 営業していてフェンス1面ごとにメンテナンスできることが推しポイント!お客様のウケも良く、注目度満点★★★(営業:H.A)
あなたの町にも設置されているかも!
スロープガードフェンス®は、全国に設置実績があります。皆さんが普段何気なく通っている道やドライブしている道路など、少し意識して道路際を見てみると、意外と身近にスロープガードフェンス®が設置されているかもしれません。
ぜひ、 こちら の工事実績検索でご自身の近くの場所を確認してみて下さい!